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2017年8月28日 (月)

江崎大臣

 8月25日(金)朝のNHKニュース、新大臣へのインタビューに江崎鉄磨沖縄北方担当が出ていた。この人の選挙区がわたしの郷里であるという縁で、わたしは以前から知っていたが、全国的にはほとんど知られていなかった。それが初めて大臣に就任したと思ったらあっという間に有名人になってしまった。

 その原因が失言からというのは、もと地元民としてはちょっといただけない。

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http://www.asahi.com/articles/ASK864F4ZK86OBJB001.html

 地元の祝賀会の後での話だというから、「答弁は大丈夫ですか」と聞かれて、ついつい本音をしゃべってしまったものだろう。酒も入っていたかもしれない。
 「しっかりお役所の原稿を読む。立ち往生より、答弁書の朗読かな」
 この発言でマスコミの注目を集め、自民党の上層部からは、下手なことをしゃべらないように厳重注意されたようだが、続けてあれこれ書かれることになってしまった。

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 「日米地位協定見直し」の話は、朝日新聞の「天声人語」にも「江崎鉄磨氏の「正論」」と題して取り上げられた。http://digital.asahi.com/articles/DA3S13080449.html?rm=149
 無論天声人語は、江崎大臣の本気の主張として取り上げているわけではなく、ついつい口が滑ってしまったのだろうけれど、そう言ったからには覚悟をもって正論を吐いてほしい、というのが結びである。
 週刊文春には「不適任だというなら、いつでも私(大臣を)辞めてやるから」と言ったと書かれた(http://bunshun.jp/articles/-/3689)。
 また江崎大臣は、最近の閣僚としては珍しく、日本会議にも神道政治家連盟にも入っていないそうなので、野党側からの期待値は高く、マスコミも野党もネットの野次馬も、次の失言を期待して待っているような状況だ。
 『日本会議の研究』の著者はこう言っている。

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 テレビのワイドショーに出てくる政治評論家という人たちも「あの人はいい人なんだけど…」と上から目線で言うだけで、政治的手腕や思想を評価する人は一人もいない。ちょっとため息が出る。

 わたしが子供のころ、衆議院は中選挙区で定数三人。江崎大臣の父江崎真澄氏と海部俊樹元総理の自民党の二人に社会党が一人で安定していた。中でも江崎派が一番強かった。
 そのあとを継いだのはもう二十年以上前のことなのに、大臣になっても政治信条やらなにやらはまったく問題にされない。ただ何か政府の方針と違うことを言うのではないかと身内からは心配され、野党及びマスコミからはそれを期待される存在とは、いったいなんなのか。
 江崎派の後援会では、わたしの同級生の親や顔見知りの商店主などが活動していた。あの人たちはもう亡くなっているだろうけれど、きっと今でも同じような人たちが草の根で支えていて、大臣就任を喜んで、その後の展開をハラハラドキドキしながら眺めているのだろう。
 9月の終わりには臨時国会が始まる。もと地元民として、江崎大臣には見苦しくない答弁と出処進退をお願いしたい。
 

 

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