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2017年12月11日 (月)

江南11 交流会

交流会
 滄浪亭は川のほとりにあった。M社のS社長が待ってくれていた。当初は中国へ来る予定はなかったが、予定していた通訳が来られなくなり、仕事かたがたこの日だけ通訳に来てくれたもの。知っている人に会うと心強い。

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 橋を渡って行く。観光客なのか近所の人たちなのか。たむろしている人たちがいる。ここは規模が小さいせいなのか、同じ世界遺産の庭園でも拙政園や留園といった大きな庭園とは違って観光客はそんない多くないようだ。

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 「鋤月軒」と額のかかった一室に案内され、交流会が始まった。

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 SR詩社のS社長とわが方のS田先生の挨拶と相互の紹介からはじまり、わたしもサークルの紹介と日本人と漢詩について少し話させてもらった。

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 当方のN野さんの依頼により「前赤壁の賦」が中国語で朗詠されると、G前詩社長など詩社の皆さんの漢詩の朗詠が次々続いた。民謡のように音楽的で、おまけにみなさん美声でよく声が通る。感動的だった。
 同じ詩を現在の中国の標準語である普通話と蘇州方言の両方で詠ってくださったりもした。残念ながら言葉の違いはよく判別できなかったが、どちらも素晴らしい。
 順にみなさんが詠われて、当方は間をぬってS先生が詩吟を披露されただけで、後は出番がなくなるくらいだった。詩吟の二番手、三番手も用意していたのだが。

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 そして書家のO氏、画家のK氏の席上揮毫があった。

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  朗詠を依頼した「前赤壁の賦」の中の「則物與我皆無尽也」から「物我無尽」の四文字を選んだもの。

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K氏の画。遠山に近景の竹が配してある。

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 当方はU山さんが同じく席上揮毫で応えた。U山さんは書家である。

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 和気藹藹の楽しい交換会で、このあと昼食も近くの新天倫之楽大酒店というホテルの蘇州料理店でいっしょにとった。

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 相手方にも漢詩が好きな日本人がやってきて楽しかったと言っていただけたそうだし、こちらも愉しんだ。特にあの朗詠を聞かせてもらったのは大きな喜びだった。
  暖かく迎えていただいた詩社の方々には感謝あるのみです。
 反省点はいくつもある。
 もっとお互いの意見交換をしたかったのに、通り一遍の挨拶と紹介ぐらいで中身のある話し合いはほとんどできなかったこと。ぶっつけ本番でどういう展開になるのかわからなかったから、時間配分をきちんと決めておかなかった。
  もっとも時間があっても中国語ができないと、個人的に親しくなるようなところまではいかない。通訳を介してでは対話も限定される。
 記録についても深く考えていなかった。あんな素晴らしい朗詠が出てくるなら、きちんと録音してくるべきだった。途中であわててICレコーダーを引っ張り出したけれど、うまく採れていなかった。 
 初めてのことでやむをえない点もあったけれど、もし次回があるとすれば、反省点をふまえて、もっとうまくやりたいと思う。
 しかし、ともかく皆さんに喜んでもらえたようで、成功裡に終了することができ、非常にうれしかった。団長としては、肩の荷が一つおりた。

 ということで、わたしはゆっくり庭園を見ているひまがなかったが、滄浪亭はいいところだった。他の大庭園とは違って、派手派手しさがなく、日本人好みの静かな庭園であるように見受けられた。

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