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2018年1月22日 (月)

JB74 ユダヤのジョーク2

 ユダヤ・ジョークとして前に紹介した本は次のとおり。 

8 ユダヤ・ジョーク集(JB04 実日国別ジョーク集1/3)
9 続ユダヤ・ジョーク集( 同 上 )
123 ユダヤ笑話集JB30 ユダヤのジョーク
124 ユダヤの笑話と格言( 同 上 )
125 ユダヤ最高のジョーク( 同 上 )
125 ユダヤ・ジョーク集( 同 上 )
127 ユダヤ・ジョークの叡智( 同 上 )
128 頭がよくなるユダヤ人ジョーク集( 同 上 )
129 人生最強の武器 笑い(ジョーク)の力( 同 上 )

223 とっておきのユダヤジョーク

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    (書名) とっておきのユダヤジョーク
                    ユダヤ人と日本人の文化にみる違い

      (著者)  ハルペン・ジャック
      (出版者) KKベストセラーズ
      (形状)    文庫
      (頁数)    270
      (出版年)  1992/09/05

・ハルペン・ジャック(日本語:春遍雀來、英語:Jack Halpern)は、イスラエル国籍の言語学者、辞典編纂者ということだ。

・ユダヤジョークはユダヤ人自身をを笑ってみせるが、これは自分たちへの自信があるからこそのゆとりだろう。

ユダヤ人に豚を食わす法
 ある日、ヘブライ語を教えているユダヤ人の先生が、キリスト教の友人の家に招待された。ちょうど夕食前で、友人はすごいごちそうを運ばせていた。
「さあさあ、こっちに座って。遠慮せずにどんどん食べてくれ」
 ところが、その料理はユダヤ教で禁じられてているものだった。
「すまないが、ユダヤ教で認められたコーシャ(適正な)料理でないとだめなんだ。気持ちだけいただいとくよ」
「なんだ。それは残念だな」
 しばらくして、ジュウジュウ脂がしたたり落ちる焼き豚のかたまりが運ばれてきた。うまそうな匂いで、ヘブライ語の先生は頭がクラクラした。
「さあ、先生、食べてくれ。この豚はうまいよー。それに、海老のむき身もたくさんあるから、遠慮せずに、ささ、どうぞどうぞ」
 先生はよだれが出そうだったが、こらえにこらえて、
「うーん。で、でも、豚もエビもやっぱりだめなんだ」
 友人はがっかりした。
「へえ、厳しい宗教だなあ。でもそんなこと言ってもし無人島にでも不時着したら、あれはコーシャだこれはコーシャじゃないなんて言ってられないぜ。そんな時、禁じられてる食べ物しかなかったからどうするつもりだ」
「その時は平気だよ。生きるか死ぬかって時は何でも食べていいことになってる」
 このとき友人の頭に、ある残酷な考えがひらめいた。ヒヒヒと笑うと、鉄砲を持ち出してきて先生の鼻の頭に銃口を突きつけ、ものすごい形相で怒鳴った。
「やい! 豚を食え! 食わないとドタマ吹き飛ばすぞ!!」
 先生は顔面蒼白。ぶるぶる震えが止まらない。
「た、た、た、食べ、食べるよ」
 先生が焼き豚を食べ始めると友人はニヤリと笑い、
「ハッハッハッ! 冗談だよ冗談! 生きるか死ぬかって時なら豚を食べるかと思ってね! 先生、怒らない、怒らない」
 先生はフーッとためいきをついた。
「いや、怒らんよ。でも今度そんな悪い冗談をやるなら、焼き豚がまだ温かいうちにしてくれよ」(p78)

・この本は1992年の刊行。現在の感覚では人種差別と言うしかないジョークも収められている。次第にこういうジョークは表に出なくなるだろうが、この頃にはまだこういうジョークがそれほどとがめられることはなかったのだ。

子だくさん
 イスラエルのイエメン人移民者には子供が多い。なにしろ一家族に一二、三人の子供がいるというから、実に子だくさんである。
 ある時イエメン人夫婦が街を散歩していたが、後ろをゾロゾロついてくる子供たちの一群の一人が道ばたの溝に落ちてしまった。
 夫が言った。
「おい拾おうか、でもまた一人作ればいいかな」(p100)

 

ジプシー料理
 昔のジプシー料理を記した古書物は、オムレツの作り方についてこう書き出している。
「まず卵を二つ盗み……」(p102)

・「ユダヤジョーク集」の看板を掲げながら、大半は「アメリカンジョーク集」と変わらない本も多いけれど、この本はユダヤ色にこだわっているように見受けられる。

宗教戦争
 ラビと神父が、ユダヤ教とキリスト教が科学にどれだけ貢献したかで議論していた。
「ラビのぉ、あんたにはすまないが、科学は明らかにキリスト教から始まったんだ」
 と神父が言うと、
「なぜだ?」
 とラビ。
「最近、ローマ帝国時代のカタコームがまた一つ発見されたんだ。そう、信者たちが知己に隠れて神に祈ったところさ。ところが考古学者が調べたら、なんとそこで電線が見つかったんだよ。二千年前だよ! キリスト教の信者は二千年も前に電信を発明していたんだ!」
 ラビは平気な顔をしている。
「なんだ、たいしたことないや。死海の近くの穴ぐらからユダヤ教典がザクザク出てきた時なんか、底まで一五メートル掘っても電線も何も出てこなかったんだぞ」
 神父はムッとして、
「それがどうした」
 と聞いた。ラビは、
「ローマ時代のはるか昔に、ユダヤ教徒は無線を発明してたんだ!」(p160)

陛下の命令
 一八九一年、ロシア皇帝は勅令を布告、ユダヤ人はモスクワより追放すべしとした。
 この布告のため、一人のユダヤ人が汽車に乗ってモスクワを追い出される所だったが、彼はなんと一番豪華な客室に乗っていた。車掌がやってきていちゃもんをつけた。
「この客室は、ある将軍様がすでに御予約済みでございます。皇帝陛下の御命令でモスクワを離れるそうです」
 ユダヤ人は、
「その将軍に言うたれ! わしだって皇帝陛下の命令でモスクワを離れるんだとな」(p181)

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