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2018年5月

2018年5月31日 (木)

東京夜泊

漢詩なぞなぞ3 東京夜泊

 これは「なぞなぞ」とは言いがたいけれど、某東京都知事が築地市場の移転問題で夜も寝られず、移転して場外に客が来なくなってしまったらどうしよう、選挙に落ちてしまうと心配して作った詩句があるのを知っていますか?

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答 築地場外閑散時 築地場外閑散時
   過半票勢到落選 
過半の票勢 落選に到る

   「東京夜泊(とうきょうやはく)」より

 

 

  楓橋夜泊 張継   楓橋夜泊(ふうきょうやはく) 張継(ちょうけい)
月落烏啼霜滿天   月落ち烏(からす)啼いて霜天に満つ、
江楓漁火對愁眠   江楓漁火 愁眠(しゅうみん)に対す。
姑蘇城外寒山寺   姑蘇(こそ)城外の寒山寺(かんざんじ)、
夜半鐘聲到客船   夜半の鐘声客船(かくせん)に到る。

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2018年5月28日 (月)

漢詩人相撲大会

漢詩のなぞなぞ2 漢詩人相撲大会

 平成最後の大相撲夏場所は横綱鶴竜が優勝しました。決定戦になれば栃ノ心と思っていましたが、鶴竜は白鵬を降して優勝を勝ちとりました。次の名古屋場所には稀勢の里と宇良が出場してくれることを楽しみにしています。

 そこで今回の漢詩のなぞなぞ第二弾は相撲がらみです。


 あるとき、宮中で相撲大会が開かれ、李白や杜甫、王維、韓愈、柳宗元、白居易、杜牧などの有名な漢詩人が参加しました。時代があわない? そのへんはあまり気にしないでください。

 さて問題です。相撲大会で最後までトーナメントを勝ち残ったのはいったい誰でしょう?

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答:白居易

 相撲では行司がいつも大きな声で言っています。

「ハッキョーイ、ノコッタ!」

 

 くだらないとか言わないで、どうか笑ってください。白居易にはこんな詩もあります。

 對酒  白居易   酒に対す 白居易


蝸牛角上争何事  蝸牛角上 何事をか争う
石火光中寄此身  石火光中 此の身を寄す
隨富隨貧且歓楽  富に随い貧に従い且(しばら)く歓楽せん
不開口笑是癡人  口を開いて笑わざるは是癡人(ちじん)

 

 

 そもそも唐の時代に相撲なんかあったのか、という声も聞こえてきそうです。あったんですよ。玄宗皇帝の宮廷には高力士(こうりきし)という人がいたくらいですから。

 

 

 

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2018年5月24日 (木)

漢詩のなぞなぞ1

 「なぞなぞ」をあれこれ読んでいるうちに、自分でもいくつか思いついたので、ここに書いておくことにしました。
 しかし漢詩に関するものなので、小学生でもわかるというわけにはいきません。ある程度漢詩の知識がないとわかりません。しかし漢詩に詳しい人は「なぞなぞ」のような幼稚なもの、ダジャレみたいなものはあまり好いてくれないような気がします。
 知識のない人にはわからない。知識があってわかる人には、こんなもの作って、くだらないと思われる。そういうことになりそうですが、ダジャレとか悪い冗談というのは、思いつくと言いたくてたまらなくなるものなので、ともかく発表してみます。

1 登高(とうこう)
 「登高」は中国の昔からの風習で、9月9日の重陽節に、みんなで山に登り、菊酒を飲んで遊ぶのだそうです。
 山東にいる兄弟たちが集まって山に登ったとき、一族の中で一人だけ遠い都にいる兄弟に向かって、山の上から大きな声で呼びかけました。さて、なんと言ったでしょう?

    九月九日憶山東兄弟 

  独在異郷為異客

  毎逢佳節倍思親

  遥知兄弟登高処    

  遍挿茱萸少一人  

 

  九月九日山東の兄弟(けいてい)を憶う

     独り異郷に在って異各(いかく)と為る

     佳節に逢う毎に倍(ますま)す親(しん)を思う

     遙かに知る兄弟高きに登る処

     遍く茱萸(しゅゆ)を挿して一人を少(か)くを

 

 

 

 

 

答  おーい! 

   (この詩の作者は王維です)

 

 

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