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2019年2月20日 (水)

来るものは拒まず

漢詩のなぞなぞ19 来るものは拒まず

 有名な漢詩人になると、あちこちから詩を書いてくれ、書を書いてくれと頼まれます。しかしさすがにプライドの高い人が多くて、そう簡単には引き受けてくれませんでした。いくら大金を積まれても、気分が乗らないと絶対書かないという人もいたそうです。
 そんな中で、どんなに少額でもとにかくお礼さえすれば、気軽に引き受けてくれるという詩人がいました。さて、誰でしょう?

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答 謝霊運 (しゃれい、うん!)

 謝霊運というのは南朝の宋の大貴族の出身で、金持ちのわがまま坊ちゃん育ち、激しやすい人だったそうです。不満が多く、常識はずれの行動をして、最後は死刑にされたといいますから、お礼さえすればなんでも「うん!」と聞いてくれたというのは、ひょっとすると間違いかもしれません。
 山水詩の元祖のような人で、山登り用の下駄を発明したという話もあります。
 こちらの話は本当のようで、李白の詩にも「謝公屐(しゃこうげき)」を履いて山に登るという場面があります。「謝公屐」を中国の百度百科でひくと、下記のように、書いてあります。
 謝霊運(谢灵运)が登山のときに履いた木靴の一種で、底に二つの歯があって、上りのときには前の歯をとり、下りのときには後ろの歯をとる、ということです。

谢公屐,汉语词语,读音为xiè gōng jī,指谢灵运(385~433)登山时穿的一种木鞋。鞋底安有两个木齿,上山去其前齿,下山去其后齿,便于走山路。

 

 

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