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2019年9月19日 (木)

台風15号来たる

  台風15号が千葉県を直撃したのは2019年9月9日(月)の早朝。首都圏では電車が計画運休し交通機関が一日混乱したが、大規模な氾濫や崖崩れなどが起こったというニュースはなく、台風一過で、千葉県の停電、断水といった被害も少しずつ回復していくものと思っていた。
 南無谷のわが家も多少の被害―樹木の枝が折れたり倒れたり、屋根のトタン板が剥がれるくらい―は想像された。しかし停電や断水で大変なところへ行ってもできることは少ない。二,三日すれば落ち着くだろうから、様子を見てそのうちにと思っていた。
 ところが千葉県は大変なことになっているとだんだんわかってきた。ネットでの情報を見ると、大きく派手な被害こそ少ないが、広い地域で、電線や電柱、道ばたの樹木に膨大な数の被害が出ている。そしてそれらの集積がこれまでにない大規模なものになっていて、東京電力もちょっとやそっとでは対応できず、電気や水道がなかなか回復しないということらしい。
 9月13日に南無谷のわが家のちょっと奧にある家と電話が通じ、聞いてみると、水道は出ているが電気はまだ来ていないとのこと。

 友人たちと豊橋まで手筒花火見物の旅行の予定があったが、急遽不参加にしてもらって、9月14日(土)、うちの奥さんと一緒に南無谷の様子を見に行ってきた。
 久里浜からフェリーで金谷に着くと、金谷はまだ電気が来ておらず、まず国道へ出る信号がついていないのに、驚くというか、被災を実感した。信号機が停電した道を走るのは2011年の東日本大震災以来だ。あのときは横浜でも、計画停電で一部の地域の信号が止まった。
 鋸山の麓のトンネルも電灯なし。保田(ほた)のあたりを鋸南町(きょなんまち)というが、この数日はテレビで毎日「鋸南町では…」と被害状況を報告されている。テレビで何度も写されたブルーシートだらけの集落は、国道より海側へ入った場所のようだが、国道沿いの家々もブルーシートの屋根が目立つ。きちんとした屋根瓦の母屋はブルーシート、倉庫のような建物は損壊、倒壊というパターンが多い。
 南無谷のある南房総市も、今回は連日テレビで「南房総市では…」と実況されている。鋸南町や南房総市がこんなに有名になる日が来るとは思わなかった。南無谷地区へ入るとまず道端の温室のビニールが派手に剥がれているのが見え、ブルーシートもあちこちに見えた。
 そしていよいよ南無谷のわが家。

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   写真では草ぼうぼうで何がどうなっているのかよくわからないけれど、何とか家が建っているのはわかる。
 庭木はそこら中で傾いたり、枝が折れたりしてそこら中に散らばっているので、見苦しいことこの上ないが、ともかく母屋は大丈夫。
 ただ以前から剥がれかかっていた ひさしの裏のベニヤ板は、今回きっちり剥がれたようだ。

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 中へ入って確認すると、水道は出たが、電気はまだ来ていない。携帯電話は圏外になっている。
 ずっとブルーシートの屋根を見ながら来たので、屋根がどうなっているか一番心配だった。何年か前の大風の時には、屋根のトタン板が少し飛ばされてしまい、近所の大工さんに直してもらった。 修理のとき大工さんは、全体を点検して怪しいところは釘を打ち直しておいた、と言ってくれた。
 それがよかったのだろう。一階の屋根にはしごをのせて二階の屋根をのぞいてみると、写真のとおり大丈夫だった。
 奧のブルーシートの屋根は、ちょうどその大工さんの家の二階で、ちょっと悪いような気もした。

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 一階の居間の天井には雨漏りのシミが出てたが、たいしたことはない。二階のベランダの際(きわ)あたりから水が入ったようだ。

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 ベランダは棚が倒れ椅子が吹き飛び、ぐちゃぐちゃだが、これもたいしたことはない。

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 庭はかなりひどいが、もうしょうがない。これはデイゴの木。真ん中で好き勝手に枝を伸ばしていたのがこの有様。

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 苗木で買ってきて、今や収穫の中心にまで育てたビワの木も、こんなに傾いてしまった。根こそぎにならなかったのが幸いというところ。

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 これもやっぱり苗木から育てた松。屋根より高くなったのに。

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 わたしの手づくりのキウィの棚は見事に倒壊。「わたしの手づくり」が主な原因だろう。

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 わが家はなんとかこの程度でよかったというところなので、入口のあたりだけ片づけてから、ご近所を訪問して、お見舞いかたがた、話を聞かせてもらった。

 お隣は台風の時、ベランダから居間に水が流れ込んで水浸しになってしまい、大変だったとのこと。そして、なんと昨日の夜8時頃にようやく電気が来たという。隣まで来たのに、わが家はまだなのか。
 次に奧の大工さんのところへ行ってみると、こちらはまだ電気は来ていない。
 昨日(13日)電話をしたところ、お隣には通じなかったけれど、大工さんの家には通じた。電気と電話は別々に少しずつ復旧しつつあるということらしい。
 この後国道沿いの豆腐屋さんと魚屋さんでも聞いてみると、どうも国道沿いの地区には昨日電気が来たけれど、それより奧はまだということだ。実際に生活していて、隣はOK、自宅はダメという状態が長期間続くと、かなり腹立たしくなってきそうだ。少しずつ復旧させるしかないのだろうけれど、東電にはどうかがんばっていただきたい。
 大工さんは、もう歳なので最近引退されたのだけれど、この台風で、あちこちから屋根の修理やブルーシートかけを頼まれて、連日朝から飛び回っているとのこと。歳をとっても役に立つ人は役に立つ。頭が下がる。 身体に気をつけて、なんとかもうしばらくがんばってください。

 後は、いつも世話になっているビワ農園を訪れて話を聞き、町の風景をざっと見てきた。よそ様の家の被害状況の写真は撮りにくいので、南房総市富浦町のシンボルである道の駅「枇杷倶楽部」の屋根の写真だけ撮ってきた。緑の屋根が剥がれて、天辺の尖塔が歪んでいた。

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 停電ではしょうがないので、とりあえず日帰りで帰った。近いうちに樹木の片づけに行かねばならない。

 台風から10日たった今日(19日)の18:14現在で、千葉県では今なお約27,600軒が、そのうち南房総市は約2,800軒となっている。(東電のHPより)
 台風15号の被害からの早期の復旧・復興を心から願います。

 

<おまけ>

 台風とは関係ないが、二階の屋根の切妻部分にある明かり取りの窓の外枠にスズメバチが巣を作っていた。大きさは握りこぶしくらい。
 ここに作られたのは初めてだ。二階の屋根をのぞいてみようとしなかければ発見できなかった。次に行ったら、これも片づけなければいけない。

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