秋の収穫
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10月15日から18日まで南無谷へ行って来ました。なんだかんだあって前回から二カ月も間があいてしまいました。
前回は夏の暑い盛りだったのに、今回はもう秋です。入口には枯葉がいっぱいたまっています。
庭の草は伸び放題。
畑のミニトマトは、支柱ごとサクランボの木にもたれかかっていました。その他の野菜も、立ち枯れか伸び放題の状態。次に来たときに片づけるつもりでいたのですが、間があきすぎました。
去年、秋の庭で紹介した花の中には、不在のうちに、もう終わってしまったものもあるようですが、コスモスは好き勝手にいろいろ咲いています。
花の名前は、うちの奥さんがいろいろ教えてくれるのですが、なかなか覚えられません。
これはムラサキシキブ。
これは…?
これも…
あ、これはわかります。バラです。
ともかく庭の草刈りをして、畑を片づけました。
空の色は青、木の葉も色づいて、もうすっかり秋です。
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三週間留守にしていた間に、夏野菜の盛りはすぎてしまっていました。スイカの蔓が枯れていたようにキウリの蔓も枯れ、ササゲは実までが枯れていました。
このキウリはとても食べられません。
ゴーヤの実は黄色くなって、はじけてしまっています。
ナスも太りすぎ。
みんな最盛期の一番おいしいころに放っておいたわけで、惜しいことをしました。
この次に来る日が確定しないので、帰る日にスイカは全部収穫してしまいました。ちょっと早いのがありそうです。
左の白いのは、南国果実ペピーノです。これがちっとも甘くない。肥料をもっとやらないといけなかったのか、育て方がよくわかりませんでした。
夏野菜は終わってしまったけれど、まだまだ暑い日が続きます。
ソテツ。雄花は枯れてしまったけれど、雌花は元気にふくらんでいます。
今年もサルスベリが咲きました。やっぱり暑い。
少し涼しくなってから、畑は整理することにしましょう。
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いろいろあって、三週間南無谷へ行くことができず、空中栽培のスイカや夏野菜がどうなっているか心配でした。通いの田舎暮らしには、こういう問題点があります。
ようやく8月11日(火)、早朝には静岡方面で大きな地震が起き(横浜でもけっこう揺れました)、台風9号が海上を通過中でしたが、雨がパラつく中、朝から南無谷へでかけました。
一番心配だったスイカは、ごらんのとおり。
実は大きくなっていますが、葉と蔓がほとんど枯れた状態です。何か病気でも起きたのか、それとも時期的に終わりなので、自然に枯れはじめたのか。
実がいたんでいる様子はありませんから、どうやらもう終わりのようです。一番大きな実は、取り替えてやったカゴの中でいっぱいにふくらんでいます。
切ってみると、このとおり。
真ん中あたりは十分甘い。皮に近い方はちょっと甘さが足りないのは、ほったらかしで肥料が少し足りなかったか。しかし、市販のものでも、この程度のものはよくあります。まあ合格点でしょう。他のものの味はどうでしょうか。
いきなり大玉のスイカではじめた空中栽培でしたが、今年はひとまず成功したようです。こうやってスイカがぶらさがっているのは、なかなかの眺めです。
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今年の夏野菜のできは上々です。御三家のキュウリ、トマト、ナスはもちろん、スイカは乞うご期待、その他のものあれこれとれはじめました。
ウリはここまで色づきました。おいしそうなので、ひとつとって食べてみたら、まだ早く、甘さが少し足りませんでした。次回は大丈夫でしょう。
ササゲ。華厳の滝という品種だそうです。
モロッコインゲン。太りすぎでしょうか。
ゴーヤ。これがたくさんできました。
昔は、沖縄旅行に行ったときとか、本土の人は一生に一度くらいしか食べなかった珍しい野菜だったと思うのですが、近年普及して、もう七生報国しても余りあるくらいゴーヤを食べました。やっぱり苦い。
袋をとおして赤くなっているのがわかります。桃です。もう少し。
花も咲いています。
ユリ。「カサブランカ」というそうです。
ソテツも元気です。右が雄花、左が雌花です。
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7月18日(土)~19日(日)は、富浦町のお祭りでした。
くわしいことまではわかりませんが、各地域ごとに御神輿や山車が出て、地域を練り歩いています。そしてそれが、夕方一カ所(市役所前広場)に集結して、にぎやかにお祭りが行われます。
南無谷からも御神輿と山車が出ます。
地域の豊受(とようけ)神社に子供神輿がお詣りしています。
祭りが近くなると、夜には、この神社からはお囃子の音が流れてきます。
音に誘われて一度見に行ったら、境内の集会所で、子供の太鼓と笛の稽古が行われていました。子供たちが太鼓の前に列を作って、交代で稽古をしています。中には、俺ってこういうこと苦手なんだよなあ、みたいな子もいましたが、おおむね生き生きと楽しそうに叩いていました。笛の稽古をする子もいました。
なるほどこうやって小さい頃からまわりの大人に教わって、祭りに参加してるんだ、と感心しました。太鼓を叩いて、笛を吹いて、大きくなったら神輿の担ぎ手になるのはあたりまえ、みんな自然にそう育っていくのでしょう。
これが大人の神輿。ふだんの南無谷には、これだけの若い衆はいません。東京あたりで働いている人たちが、お祭りに帰って来ているのだそうです。
ここで育った人たちが、年に一度、神輿を担ぎに帰ってきて、昔の友達とにぎやかにお祭りで騒ぐ。楽しいでしょうね。
日本中どこでも、若者は都会へ出ていかないと生活できない時代ですが、こうやって自分の生まれ育った地域とつながっているのは、すごくいいことだと思います。
ここは東京に近いから、それが可能だということもあるのでしょうが。
山車が国道へ繰り出していきます。
山車や神輿が国道を練り出すと…
この国道、この時期の土日には、南房総全域のあちこちでお祭り渋滞が起きます。
わたしも何度か遭遇しました。
でも、年に一度、お祭り優先もいいんじゃないでしょうか。
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十日ぐらい間をおいて南無谷へ来ました。
心配だったのはスイカのこと。そうしたら…
スイカが鈴なりの空中庭園になっていました。
下の写真は裏から見たところ。
これはバビロンの吊り庭、空中庭園か、と言うのは、あまりにもオーバーで、バビロンをなめるんじゃないと言われそうですが、まじめな話、感動しました。ともかく、見上げると頭の上からスイカの実がぶら下がっているんです。生まれてはじめて見る光景です。
そして前回カゴに入れたあのスイカは、カゴからはみ出しそう。直径20センチくらいに育っています。
他のスイカも無事大きくなってくれるよう、うちの奥さんががんばって、実を袋(ネット)に入れてぶらさげました。上の写真のスイカは、カゴを一回り大きいのに取り替えました。
あまり聞いたことはないけれど、スイカの袋かけです。
さてこれからどうなるのか。ぶらさがっている実が、全部食べられるくらいになったらすごいけれど、もしそうでなくても、今年のスイカの空中栽培は、この景色が見られただけでも、かなり納得しました。
またしばらく間をおかないと来られないので、その間に何が起こるかわかりませんが、あの大きいのは、次回にはきっと食べられることでしょう。他のぶらさがりスイカはどうなっているか、楽しみです。
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7月5日から8日まで、南無谷へ行ってました。ちょっと雨に降られました。雑草もすごいが、畑の瓜たちもふくらんできました。これからが楽しみです。
空中栽培のスイカには、うちの奥さんがカゴをしつらえてやりました。直径15センチ近くまでになりました。もう一つあった小さいほうの実は、どういうわけか黒くなってしなびてしまっていたので、今のところ、これひとつですが、うんと小さいのがいくつかあるので期待しています。
これは、うちの奥さんはナニウリを植えたのか覚えていないそうですが、長さ8センチくらい。四つあります。
胡瓜(キュウリ)もどんどん大きくなって、留守して収穫できないでいるとオバケキュウリになっています。
これは瓜ではなくペピーノという南国フルーツだそうですが、実の感じは瓜に似ています。まだ食べられません。
なんとなく、
「瓜売りが瓜売りに来て瓜売り残し売り売り帰る瓜売りの声」
と言ってみたくなる気分です。
夏野菜を収穫しました。
花も咲いています。
これはトケイソウと言うそうです。なるほど。
オシロイバナは勝手に増えて困りものですが、咲けばそれなりにきれいです。これまで赤と白しかなかったのに、突然、黄色いオシロイバナが咲いていました。
庭に出ればすぐ蚊に刺されます。クモもカマキリもバッタも元気です。サトイモの葉をこんな虫が食い荒らしていました。
幼虫図鑑(http://aoki2.si.gunma-u.ac.jp/youtyuu/index.html)で調べてみると、セスジスズメというスズメガの幼虫らしいです。あんまり芋虫にくわしくなるつもりはないのですが…
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6月26日から29日まで南無谷に行ってきました。
うちの奥さんが、今年はスイカの空中栽培をはじめました。
毎年スイカは、実をつける数が少ないうえ、なんだかよくわからない小動物にかじられたり、留守にしているうちに割れてしまったりしています。また、蔓がそこらじゅうに這い回って雑草にからみつき、見た目があまりよくありません。
それで今年はアーチを作って、そこに蔓をはわせて、実を空中に鈴なりにさせようという、空中栽培に挑戦しました。
これが、そのアーチです。根元に苗を植えました。
その蔓に実がつきました。
それが次第にふくらんで、今一番大きいのはこれ。大人のにぎりこぶしくらいになっています。
鈴なりとはいきませんが、他にも小さいのがいくつかふくらみはじめています。
ある程度の大きさになったら、ネットで支柱に吊してやらないと、自重で蔓が圧迫されて腐ってきたりするらしいので、次回はネット吊りをしなければいけません。
さて今年はスイカをいくつ収穫できるか、楽しみです。
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ここのところ垣根の下草が生い茂って見苦しいので、少しずつ刈っていました。特に白い花をつけたツユクサの勢いがすごい。ムラサキツユクサではなく、トキワツユクサと言うらしい。見た目きれいですが、放っておくとどんどん増えて、畑にも進出してきます。
刈払機がなおったので早速その続きをはじめ、ついでに庭のキャラの木(キャラボク)の下のツユクサも刈りました。
そうしたら、隠れていたこんな物があらわれました。
スズメバチの巣です。大きさは大人の握りこぶしくらい。昨年はベランダの棚に作られました。今年は庭か。はじめから巣があることがわかっていたら、気楽には刈れないところでした。
さいわいまわりにハチの姿はないので大丈夫だろうと、ハチ・ジェットという殺虫剤を噴射したら、中から一匹大きなのが飛び出してきて驚きました。ハチが戻ってこないのを見すましてから、巣は処分しました。
その後、ベランダのまわりで、こんなものも見つけました。
ハチの種類はわかりません。こんなところに巣を作りはじめています。
これもハチのいないすきにハチ・ジェットをかけて処分。
ここのところ、『奇跡のリンゴ』を読み、『自然農法・わら一本の革命』をひもとき、殺虫剤はつかわないとか、自然との共生とか、無為自然という境地にひたっていたのに、自宅のまわりではこうせざるをえません。自衛上の問題です。
もうひとつ、ビワの木の虫退治もあります。
わが家のビワの木の幹に何カ所か穴があいて、下にオガクズのような木の粉が落ちています。これはテッポウムシと言われる、カミキリムシの幼虫が内部を食い荒らしているせいです。
放っておくと木を枯らされてしまう、早期に退治しろと本には書かれていますが、ビワの収穫が終わるまではと我慢していました。ビワの収穫は今回ですべて終わったので、これもやりました。
上の写真はまだ小さな木です。下にオガクズのような物が落ちています。上の方の皮の剥げたオレンジ色っぽいところに丸い穴があいています。
ここから殺虫剤を注入してやると、下の穴から液がたれてきました。中が空洞になってつながっているわけです。濡れているところが液のたれた跡です。
その後、上下の穴は、癒合剤をつめてふさぎます。(K田さんは、土をつめておけばいいと言ってました。)
これでテッポウムシはめでたく成仏ということですが、なかなか根絶やしにはできません。
こうやって自分でもやっていると、無農薬でリンゴを作るというのが、どれほど大変なことか、ほんの少しですが、わかるような気がします。毎日、手でバケツに何杯も虫を取った話が『奇跡のリンゴ』には書かれていました。
とてもそのまま真似できる話ではありませんが、こういうことも考えながらやっていかなければなりません。
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6月14日(日)、前にスターターのヒモが切れて修理に出しておいた刈払機を取りに行く。
電話で連絡があった修理代は、なんと九千円。数千円の支出は覚悟していたけれど、ヒモが切れて九千円とは驚いた。新品を買うよりはとそのまま修理を依頼したが、この刈払機、以前にもオイル洩れがあってなおしており、そのときの修理代はもっと高かったから、これで購入金額を上回る修理代を払うことになる。
ホームセンターへ行くと、修理代九千円というだけで、内訳が何もない。九千円も取るんだから、どこの部品を替えたとか、明細があってしかるべきだろうと言うと、その店へファックスで送られてきたメーカーからの修理明細書をくれた。
故障状況は「リコイルロープがちぎれる」。これはそのとおり。
修理内容のところの「その他}の欄にこう書いてある。
リコイルロープをまっすぐに引かれなかった為、リコイルケースに溝がついてリコイルロープが切れたと思われます
おいおい喧嘩売ってんのか、こっちの使い方が悪いというのか。ムッとしたが、取り次ぎをしているだけのこの店に言ってもしょうがない。修理に出すとき、この店にあれこれ聞いても何も知らなかったし。
「このメーカーのものはもう買わないよ。」
とだけ言う。
なにしろ前回オイル洩れが見つかったのは、一年の保証期間が切れてからわずか一週間後。それでまるまる修理代を支払わされて、それから一年もたたないうちに、こんどはヒモが切れて九千円である。
保証書を確認してみたら、購入したのは2007年7月21日。まだ二年たっていない。感情的にもなるというものだ。
このヒモが切れて九千円
プロの農家じゃないから使用頻度はそんなに高くない。どちらかと言えば低い方だろう。「まっすぐに引かれなかった」と書いてあるけど、そんなとんでもない引っ張り方をしているわけではない。多少斜めに引かれることがあるくらいは想定内の話だろう。そもそも一発でエンジンがかからないから、何度も思い切り引っ張ったり、あれこれやってみたりすることになる、客のせいにする前に一発でかかるようにしろ。
ロープが切れただけて、ケースごと替えないとなおせないのか。技術屋としてどう考えている。このロープの単価はいくらだ…
いろいろ言いたいことはあるが、そのまま金を払って引き取ってきた。
最近の機械はみんな、ブラックボックスをコネクターでつなげたものだとしか考えられていない。素人にはさわらせないで、修理といったって、うまく動くようになるまでボックスを交換するだけだ。これでいいんだろうか、日本の技術力はどうなる。
夕刻、刈り払い機の試運転をしてみた。
そうしたら、最初の一発でエンジンがかかったので、これはすごい、ひょっとしてこれが修理の成果なら…と思ったが、次回からはこれまでどおり、やっぱり何度か引っ張らないとかからない、やれやれ。
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今年は、例年より一週間くらい早く、ビワの収穫のときがやってきました。
南房総市富浦町は、国道沿いのあちこちに季節限定の直売店が店を開き、八百屋はもちろん雑貨店や豆腐屋さんにまで「びわ」の旗がひるがえっています。わが家への進入路の、車のすれ違いのできない狭い道にも、ビワを積んだ軽トラックがひんぱんに行き交っています。観光客相手の道の駅は大にぎわい、宅配便を扱っている店の軒下には「房州びわ」と書いた箱が山積みになっています。
全般に今年はビワの値段が安い。豊作のようです。
さて、わが家の今年のびわは…
豊作です。上の写真はごく一部、例年よりたくさんとれました。見たところは立派なものです。ところが食べてみると……
ショックでした。甘さがたりないのです。
大ぶりで、柔らかく、果汁が多く、しつこくはないがきちんと甘い、というのがわが家のビワでした。自慢の品です。街道沿いのプロの店にもまけない自信がありました。
それが今年は、大きさは変わらないが、一部に固いところが残っているのがある、果汁もたっぷりまではいかない、甘さがいまいち、と、減点だらけ。これはいけません。
心配はしていました。6月1日に、盛岡からのお客さんを日帰りで連れてきたところ、ビワの実が地面にいっぱい落ちていました。ビワは熟すと自然に落ちてしまいます。例年よりずいぶん早いなと思いながら、拾って食べてみると、これがいまいち甘くない。
うーん、これはと思っていると、わが家のビワの指南役、近所のK田さん(前にサツマイモの苗の植え方を教えてくれたおばあさん)がやってきて
「もうビワをとらないと、全部落っこっちゃうよ」
と言います。しかし、まだ甘くないから、あと一週間もたてばもう少し甘くなるのではないか、と淡い期待をして、その日は落ちたビワだけ拾って帰りました。
毎年、友人たちに泊まりがけで来てもらって、「ビワ狩り」をやっています。今年は6月6日(土)~7日(日)の予定でした。ところが雨が続きそうだとの天気予報で、金曜の昼、中止を決めました。そうしたら6日の午後から雨があがって、7日は夏日の晴れ。判断ミスでした。決行すればよかった。
その7日に南無谷へやって来て、まずビワの味を確認すると、やっぱり甘くない。がっかりです。
こんなことははじめてです。もう五年くらいになりますが、毎年、大きな甘いビワがなっていました。不作で数の少ない年はあっても、味は変わりませんでした。だから時期が来れば自然にこの味になるものと思いこんでいました。甘かった、いや甘くなかった。
今年は豊作で、いっぱい実をつけたのを喜んで、どんどん袋をかけて、ならせすぎてしまったのがいけなかったのか。思いあたる原因はそれくらいしかありません。
毎年少しずつですが、親戚や友人たちのところへ、箱詰めにして送ってきました。今年は豊作だから、いつもは送っていないところへも送れそうだと期待していたのに、これではちょっと送る気になれません。季節のたよりですから、毎年送っているところへはいつもどおり送ることにしましたが、なんだか気合いが入りません。
最初の頃は、古ダンボールを切り縮めて自作していたのを、今年はちゃんと新品の箱を買い揃えて用意していたんですが。
さて、来年はどうなるか。
今年の反動で、数が減るのはたしかです。味が戻ってくれるかどうか。とりあえず、たっぷり「お礼肥え」をあげて、その後、枝の手入れもして、来年を待つことにしましょう。『奇跡のリンゴ』を読みはじめました。
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2009年5月23日(土)
08:55 久里浜発のフェリーで出発。
13:00 館山商工会館で、児童養護施設ひかりの子学園のバザーのための手伝い。カーネーションをいただいた方が役員をされている縁で、昨年初めて手伝った。
トラック数台分の荷物を、建物の入口から三階の会場まで、バケツリレー式に手渡しで上げるのだが、去年は商品の数の多さに驚き、けっこう疲れた。今年は昨年の経験があるせいか、手伝いの人数が多かったせいか、一汗かいたけれど、昨年ほどの疲れは感じないですんだ。
2009年5月24日(日)
雨かと思っていたが、パラパラ程度。
南側のマキの垣根にハラン(葉蘭)とアスパラ(非食用)がはびこってうるさいので、刈り払うことにする。地下茎から掘り取らないと根絶やしにはできないが、とりあえず見た目をすっきりさせたい。
垣根をいじるといつも腕がかゆくなる。なんだかよくわからない虫にやられる。椿の下も刈ったけれど、チャドクガではない。それほどひどくはないが、蚊ほど軽くはない。なおるまでけっこう長引く。
2009年5月25日(月)
今日も垣根の下草刈り。西側はツユクサが多い。
畑は、植えた苗が少しずつ成長してきている。
2009年5月26日(火)
本棚づくりの続きをはじめたらドライバーの電池切れ。充電している間に草刈りをすれば時間の無駄がないと、刈払機を出し、エンジンをかけようと何度かスターターを引っ張ったら、なんとスターターのヒモが切れてしまった。それも奥の方で切れたから、自分でつなぐわけにもいかず、購入したホームセンターへ持っていって修理を依頼する羽目になった。時間の無駄だ。
ヒモをつなぐ、あるいは取り替えればすむのだが、そのホームセンターではなおせないから、そのままメーカーに送って…という話になる。昔のこういう機械を扱う店だったら、これくらいその場で部品を取りはずして、ちょちょっとなおして「ヒモ代だけ、百円ももらおうか」程度ですんだ筈だが、これだと、一週間以上もかかってヒモまわりの部品をまるごと取り替えられて数千円という話になりそうだ。日本の技術の将来はどうなることか。
帰る予定なので、本棚作りは中途半端で終わってしまった。
うちの奥さんは、モモに袋をかけた。
ビワはまだ甘くない。もう少し。
前回と同じ、15:20金谷発のフェリーで帰る。
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2009年5月16日(土)
9:35久里浜発のフェリーに乗るつもりで出かけたところ、その前の8:55発に間に合った。久里浜港で待ち合わせていた学生時代の先輩(通称「E長老」)も早めに来ていたので、そのまま一緒に乗船。
土曜日だというのにフェリーはすいている。高速道路の休日割引のせいだろうから、むしろ、土曜日だからすいていると言うべきか。稼ぎどきの土曜日にこれでは、フェリー会社はたいへんだ。
午後、館山のカーネーション農園へ、母の日を過ぎ、植え替えのため倒してしまうカーネーションの花をもらいに行く。館山にセカンドハウスを持ち、横浜と行ったり来たりの生活を送っている知り合いのM島夫妻も誘ってあったので、途中で合流。
去年はじめて来たときのことは、「カーネーション、カーネーション、カーネーション」に書いた。今年も取り放題だから、欲ばりじいさん、ばあさんとなる。
去年は取るのに夢中でまわりをよく見ていなかったので、目の前にあった同系統の花ばかり取っていたが、今年はたくさんある温室をあちこちのぞいて、いろんな種類のカーネーションがあることを発見。で、あれこれ取ってきた成果がこれ。花屋の店頭状態。
2009年5月17日(日)
昨夜から雨と風。午前中ふったりやんだり。畑仕事もできないし、風が強く、海には三角波が立っている。フェリーがこの先運行を中止する恐れもあるので、E長老は12:15金谷発のフェリーで帰る。
午後、風は強かったが、雨は上がって晴れ間も出てきた。畑仕事をするべきところ、どうせ今日は仕事にならないからと読みはじめた藤沢周平を手放せず、最後まで読んでしまい、とうとう畑は一日休み。
2009年5月18日(月)
晴れて暑くなった。今日は畑仕事。エンドウがもう終わりなので、抜いた跡地を買ったばかりの耕耘機で耕す。キュウリやトマトの支柱立て、まわりの草取り。
耕したところにサツマイモの苗を植える。いつもビワの育て方などを教えてもらっている近所の人(おばあさん)が、こうやるんだと実地にやってみせてくれる。畝に溝を掘って、蔓の三分の二くらいを寝かせて植える。
うちの奥さんが隣の敷地にキツツキのような鳥がいるというので見に行くと、なるほどスズメくらいの大きさの白黒まだらの鳥が、下を向き横を向き、ココココココ…と音をたてて木を突ついている。
近づいたら逃げられてしまった。図鑑で調べると、コゲラのようだ。
ウィキペディアには次のようにある。
コゲラ(小啄木鳥、学名:Dendrocopos kizuki あるいは Picoides kizuki )はキツツキ目キツツキ科に分類される鳥類の一種。英名は "Japanese Pygmy Woodpecker" で、日本にいる小さなキツツキの意。http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B3%E3%82%B2%E3%83%A9
なるほど、ジャパニーズ・ピグミー・ウッドペッカーか。その昔(中学生の頃)、テレビで『ウッドペッカー』というアメリカ製のアニメをやっていたのを思い出した。
2009年5月19日(火)
畑仕事が一段落したところでひさしぶりに木工。本棚の作成にかかる。これまでに十数本同じものを作っているので慣れているはずなのに、いきなり部材を1センチ短く切ってしまい、しばし茫然。初歩的なミス。
一息入れて、どうせ古本ストック用の本棚だから多少のことはかまわないと、足りない部分を余りの部材から切り出し、ボンドで貼りつけた。「匠のわざ」への道は遠い、やれやれ。
2009年5月20日(水)
午前中は畑仕事。夏野菜の準備がようやくできたというところか。
ビワはもう少しで熟しそう。例年より少し早いようだ。
ビワの木のうしろ、隣のタブノキの上の方で大きな声で鳴いているウグイスの写真をとった。以前にとったのと同じ場所(バードウォッチング)。写りはよくないが、ウグイスで間違いないと思われる。
庭にまたしてもモグラ出現。去年の秋と同じアズマモグラのようだ。(モグラ道)
モグラは太陽の光に当たると死ぬというのはウソ。お尻をつついたらあわてて逃げていった。
横浜へ帰る日はいつも忙しい。仕事を片付け、部屋を片付け、荷物をつんで出発しかかったところへ、イモ苗の植え方を教えてくれた人がやってきて、自分の山でとれた夏みかんをくれた。
15:20金谷発のフェリーに、ぎりぎり間に合った。
久里浜から自宅へ戻る途中、三カ所へカーネーションをおすそわけ。土曜日にとっているから、その分花もくたびれかけている。この次は日程を考えて花が元気なうちに届けよう。
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今回の作業のメインは夏野菜の苗の植え付けです。
お決まりの家庭菜園御三家、トマト、ナス、キュウリを植えました。うちの奥さんは、キュウリは留守のうちに大きくなりすぎるからいやだと言っていますが、なんといっても御三家ですから今年も入れてもらいました。
それからこんなものも。
ペピーノはホームセンターで目についたので買ってみました。トロピカルフルーツだそうです。どんなものができるのか楽しみです。
畑は奥さん主導なので、細かいところまではわかりません。他にもいろいろ、花もふくめて、苗を植えたり種をまいたりしたようです。
そして今回の収穫。
さすがにこれはうちの畑ではとれません。連休なのでちょっとはりこんで、南無谷の魚屋さんでイセエビを買いました。
翌日はみそ汁に入れて…
これでわが家のゴールデンウィークはおしまいです。
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連休初日の5月2日、館山のホームセンター、パワーコメリで家庭用小型耕耘機を買いました。
前からほしかったとはいえ、わたしはこの日買うつもりはなかったのですが、うちの奥さんはやる気十分だったようで、即決即断、その場で買ってしまいました。
買ったのはこれ。(株)アグリップの小型管理機、ジーフォース G-force VAC235。
聞いたことのない会社ですが、井関農機の子会社で、エンジンはカワサキ製だといいますから大丈夫でしょう。「管理機」というのは耕耘機とどうちがうのか、特に定義はなくて、メーカーにより管理機と呼んだり、小型耕耘機と呼んだりで、同じもののようです。
これは小型、軽量、そして安いのが特徴。
さっそく使ってみました。上の写真で、爪が土の中に潜り込んでいるのがわかると思います。この程度までは掘れます。
それほどパワーがあるわけではないので、新規の開墾とかは苦しそうですが、通常の作業には十分使えます。人力で耕すよりずっと速いし、土が細かく砕かれるので固まりができません。一見プロの畑のように見えます。
まだ使い方がいまいちうまくありませんが、早く慣れて、しっかりもとをとるよう有効に使いましょう。
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ビワがふくらんできました。かけた袋の上から、大きくふくらんできているのがわかります。袋がはちきれそうなものや、本当にはちきれてしまったものもあります。
上の写真のように破れ目が入った袋をとってみると、
破れて光のあたったところと袋におおわれていたところが、まだらになっています。
これは完全に袋が飛んでしまったビワ。濃い緑一色になっています。
風や雨で破れた袋や飛んでしまった袋をかけかえました。
あと一カ月くらいでいよいよ収穫です。
今年もこの連休から、街道沿いにはビワの露店が出ていました。温室栽培のビワもだんだん増えてきているようです。
ビワのほかにもふくらんできたものがいろいろ。
サクランボ。何年目かではじめて実りました。
モモ。これも貴重な初収穫となってくれるか。
ウメ。去年より少ない。
そしてこれが、ふくらみすぎたサヤエンドウ。先週収穫に来るつもりでしたが、親戚に不幸があって来るのを一週間のばしたら、実が入りすぎてサヤエンドウがグリーンピースエンドウになっていました。
それでも取りたてだから柔らかくて十分おいしいし、量もたっぷりとれたので、わが家では連日エンドウ料理です。
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5月2日(土)から南無谷へ来ています。
前回、休日の高速割引に目がくらんでアクアライン経由で横浜へ帰ったら、ひどい渋滞にあいました。うみほたるの手前で事故があって、東京湾をわたるのにえらく時間がかかってしまい、畑仕事の疲れが倍加して、家に着いたときは疲労困憊でした。
だから今回はいつもどおり久里浜から東京湾フェリーにしました。毎年、ゴールデンウィークの午前中は満員で、一、二船待たされたものでしたが、今年は、いつもより混んでいる程度で、スムーズに乗れました。フェリー会社は連休体制でいつもより人も増やして対応しているようですが、おそらく前年を下回る成績でしょう。
例年より楽に乗れたのはいいけれど、国が突然決めた政策で一方的に割をくうのは、会社としてはたまったもんじゃないだろうと心配になります。フェリーの方が便利な客もいるわけだし、税金で割引するならこちらへもまわせ、と客も会社も言いたくなるのは理の当然。これでフェリー会社の経営が悪化して便数を減らしたりしたら、ますます客が減っていくことになるでしょう。
南無谷へ着いて門を開けたら、その音に驚いたのか、台所の外あたりからツバメが二、三羽飛び立ちました。あれ、いつのまにか巣でも作ったか、後で確認しないといけないなと思いながら、荷物をおろしていたら
「大変!」
とうちの奥さんの声。
行ってみると、居間にツバメが二羽、天井のあたりを舞っています。戸を広く開けてやったら、一羽は無事外へ出ましたが、もう一羽は逆に中へ入り込んで、階段の上、吹き抜けの窓あたりに落ち着いてしまいました。
出ていく前に写真をとろうとしましたが、飛んでいるところはなかなかむつかしい。
上の二枚が一番よく写っていたくらいで、ピントがあわないどころか何も写っていないコマがずいぶんありました。
おとなしくしていてくれればこれくらいの写真がとれますが、このまま家の中にずっと落ち着いてもらうわけにはいきません。
小学校の頃、ツバメは益鳥、スズメは害鳥と習ったし、家の前の東海道線を走る「特急つばめ」をあこがれの目で見ていたから、ツバメには邪険にできませんが、このあと、なんとか二階の窓から出ていってもらいました。
屋根や窓にツバメが出入りできるような隙間は発見できなかったから、荷物を入れるため戸を開けておいたわずかの時間に入ってしまったようです。家のまわりに巣も見つかりませんでした。ただ、ガラス戸の内側と、棚の上には糞が残っていました。
古家や ツバメ飛び込む 糞の跡
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今回の南無谷ではひたすら畑仕事。うちの奥さんの指示に従い、あっちを掘り、こっちを耕し、そして雑草取り。
毎年のことですが、これからのシーズン、一週間も間をおくと草だらけになってしまいます。毎日手入れできるわけではないので、ある程度はしかたがないとあきらめていますが、ともかく南無谷へ来るたび、草刈り・草取りがかかせなくなります。
ともかく、畑と、そうでないところとの区別がつく程度まではやりました。まわりはまだまだ草だらけ。
エンドウが、なりはじめました。
アスパラ。収穫できるのは、来年か再来年。
イチゴがささやかに実っていました。
まわりの草取りは、次回来たときにやることにして、4月12日(日)は、南無谷と同じ富浦町の、大津というところにある福原農園に出かけました。
福原農園のホームページ(http://www4.ocn.ne.jp/~farmfuku/)で、この日は「山菜天ぷらパーティ」をやるという記事を見つけ、無理にお願いして参加させてもらいました。
福原農園のファンクラブのような方々の集まりで、新参者はわたしたち夫婦だけでしたが、気持ちよく仲間に入れていただき、楽しい時間をすごすことができました。
はじめに、山菜取りとタケノコ掘りのグループに分かれ、わたしたちはタケノコ掘りに。
これは荷物運搬用のモノレール。人間も乗れるというので、いくらでもない距離でしたが、タケノコ山まで乗せてもらいました。そもそも人間用ではないので乗り心地は問題外ですが、いきなり写真に見えるような急な坂を登っていきます。かなりパワーがあるようです。本来は、この奥のビワ山のビワの運搬用だと思います。
さてタケノコ掘り。これがむずかしい。
まずタケノコが見つからない。ちょっとだけ地上に顔を出しているのを見つけるか、足で落ち葉をかきわけるようにして探れ、というのですが、全然見つかりません。
あらかじめ目印がついていたものの他に、うちの奥さんは一本、足で見つけましたが、わたしはゼロでした。
芽のまわりをスコップで、つながっている地下茎のあたりまで掘ります。これが重労働。土の中はいちめん竹の根がはっていて掘りにくいうえ、急な斜面だから踏ん張るのがたいへん。連日の畑仕事の疲労もあって、息が切れました。
地下茎が出てきたら、下の写真右に見える、刃の狭い、専用のタケノコ鍬で、地下茎を切ります。これをうまくやらないとせっかくのタケノコ本体を切ってしまう。
竹藪にはこんな植物も。マムシグサだそうです。茎の模様がマムシに似ているとか、花の模様が似ているからとか言います。鎌首をもたげたところに見えます。
この後、とったばかりのタケノコや山菜でパーティになって、タケノコの刺身や天ぷらなど、たくさんの料理をおいしくいただきました。
この福原農園の園主は、なんと大学の経済学の教授でもあって、パーティの間も、なにごとにつけ、それはこうだ、あれはこうだとおもしろい講義がはじまります。
車なので酒が飲めなかったのは残念でしたが、参加者のみなさんからも興味深い話をいろいろ聞くことができ、本当に楽しく有意義でした。またお邪魔して、いろいろ勉強したいと思っています。
福原農園のみなさん、参加者のみなさん、どうもありがとうございました。
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南無谷では、今さかんにウグイスが鳴いています。ところがこれがなかなか実物を見られない。今回は、声の出所を追いかけて、とうとう木の上の方にそれらしい鳥を見つけました。
これがそうです。
でもこれが、はたして本当にウグイスなのかどうか、いまいち確信がもてません。
いろんな鳥がやってきますが、写真をとろうと近づけばすぐに逃げられ、正体がよくわかるような写真はなかなかとれません。
これはそのなかでもよくとれた方で、図鑑を見て、「ジョウビタキ」ではないかと思っています。
こちらも今月とった写真ですが、なんの鳥かは不明です。けっこう高い木の上なので、下から見上げる角度になって、図鑑の姿とはうまく比較できません。

これは、前に畑の野菜を食べられたヒヨドリです。(食べたのはヒヨドリ)
バードウォッチングというほどでもありませんが、南無谷に来る鳥の名前を知りたいと思って追いかけています。コンパクトデジカメなので、たいした写真もとれませんが、少しずつ名前の数が増えればいい、というところです。
バードウォッチングで、昔読んだ『新西洋事情』(深田祐介、1975)を思い出しました。
この本は、海外の商社マンが、日本と現地の文化の差異に苦労しながら、一生懸命生活している実態を描いて、楽しく読ませながら文化の相違について考えさせる、おもしろい本でした。その中にこんな一節があります。
▽イギリス人の、この孤独な趣味
たしかにイギリス人の余暇、休暇の過ごしかたには、その奇妙さにおいて、日本人の想像をはるかに超えているようなところがあります。
私が今でもはっきり憶えているのは、現地社員採用試験に応募してきた若い男のことで、面接の折に履歴書の趣味の欄を眺めますと、BIRD・WATCHING、と意味不可解なことがかいてあります。
「私はご覧のとおり英国人じゃないんで、よくわからないんいだが、BIRD・WATCHINGというのはどういう趣味ですか」
そう訊ねますと、男は大真面目な顔で、
「いや、休日に鳥を見物(ウォッチ)しに行くんですよ」
木で鼻をくくったような返事をします。
「鳥って、その、空中を飛んでいる鳥ですか」
(中略)
私はこの青年が藪かげに坐りこみ、終日鳥を眺め暮らしているさまを想像し、ほとんど呆気(あっけ)にとられました。(P209~210)
三十数年前、1975年(昭和50年)の時点の日本では、バードウォッチングは意味不可解な行動だったのです。
わたしはたしか、他の本だか雑誌だかに、この本にはイギリス人の奇妙な趣味のことが書いてある、というこの部分の紹介を読んで、それからこの本を読んでみたのでした。それでやっぱり「なんとケッタイなことをするもんだ」と思ったものでした。
それが今では、「バードウォッチング」は誰でも知っていることばになり、誰も奇異な感じをもつことなく、わたしも庭に来る鳥を見て喜んでいます。日本人もわたしも変わりました。
これからさらに三十年の後には、どんな趣味が流行していることでしょう。
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今回の作業のメインはビワの袋かけです。前回摘果して残ったものから、さらに最後まで残して実らせるものを選んで、一つずつ袋をかけます。
これがその袋です。だいぶ前に農協で買いました。一箱五千枚が売買単位なので、わが家では何年ももちます。
袋の内側は黒くなっていて、旗竿のように飛び出たところには細い針金が入っています。こんな感じです。
ビワの実の現状はこんなところ。これは残っている実が多すぎる。もう少し摘果しておいた方がよかったのですが、しばらく来なかったのでやむをえません。
これで小さいものを落として左右一つずつ残しました。本当は一つだけにした方がいいのだけれど、欲ばりで数をかせぎたいので二つ残しです。
袋をかぶせて、根元の方をすぼめて襞をよせるようにして、その上に針金を巻きつけてとめます。下の写真はわたしがやったものですが、あまりうまくありませんね。もう少しふっくらという感じにしたいところです。
しかし、場所によっては脚立や木に登り、そのうえ身体をねじらないと袋をかけられないところもあって、そうそううまくはいきません。夫婦二人で、離れて黙々と作業しているうち、ときどき、「あっ」という声が聞こえてきます。たいていは、袋をかけようとして、ビワの実を落としてしまったときです。
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3月14日、ひさしぶりに南無谷へ来ました。13日からの春の嵐で、久里浜からのフェリーは欠航のため、雨のやんだ午後、アクアライン経由で来ました。アクアラインから館山まで高速道路がつながったため、フェリー経由で来るより、早く着いたようです。
高速料金が安くなったら、こちらをメインのルートにするかもしれません。今回の高速料金値下げでフェリー会社はずいぶん影響を受けそうです。
今年の冬は南無谷にずいぶんご無沙汰してしまいました。梅はもう散ってしまっただろうと思っていたところ、白梅はそのとおりでしたが、紅梅の方はまだ咲いていました。もう盛りはすっかりすぎた風情ですが。
そして庭には水仙。
菜の花も。
もう春です。ちょっと海へ散歩に行ってみました。うまくいくとワカメがひろえるかと思ったのですが、春の嵐で、海はこんな波。ワカメの気配はまったくありませんでした。
クールベの「波」を思い出します。
昨日(3月15日)の夕方、わが家のベランダから富士山が見えました。ぶれてしまいました。次回はちゃんと三脚を使ってぶれない写真をとります。
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寒肥(かんごえ)の季節です。ビワに肥料をやらなければなりません。
ビワ用特製の肥料があります。その名も「枇作(ビーサク)」
富浦の農協で開発したという話で、ちょっと高いけど、農協で買いました。
ビワは、少しずつ実がふくらんできました。
ところが、そのまま枯れてしまったような実が、けっこうたくさんあります。これはもうだめです。
去年、タブノキを切る 第一日、タブノキを切る 第二日に書いたように西側の、海風を防いでいてくれたタブノキを大きく切りました。そのため、わが家のメインのビワの木二本は、日当たりはよくなりましたが、冬場の風当たりをまともにくらうようになりました。
それが影響しているのではないかと思われます。去年が不作だったので、今年は豊作と期待していましたが、ちょっと割引しないといけないようです。
留守が長く、雨も少なかったけれど、ダイコンもとれました。寸詰まりですが、畑の土が浅いので、そうそう長くはなりません。
暮れにも少し抜いて、うちの奥さんがタクアンを漬けました。今回もまたタクアンです。洗濯用の物干しにダイコン干し。
タブノキを切って広がった空間に夕日が落ちていきます。冬の冷たい風がここからやってきます。
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今回の南無谷での作業のメインはビワの花もぎです。難しい言葉では「摘蕾(てきらい)です。
手元の本には、こんな説明図があります。
『NHK趣味の園芸 実践作業③ 覚えたい家庭果樹のテクニック』1995、日本放送出版協会)
わが家のビワは、絵の左側の大粒の実がなる田中です。南房総のビワは、田中か田中を改良した品種のようです。
今の状態は、一本の枝先に左右何段にも花がつき、ぶどうの房のようになっています。(この花房ごととってしまうのを「摘房」というそうです。)
これを、まず上の花をとって、それから左右一枝ずつ残して、他の枝は全部とります。こんなふうになります。
上の写真はちょっとわかりにくので、もっとわかりやすい花もぎ後の写真です。
あんなにたくさん花芽がついていて豊かだったのが、なんだか貧相になってしまいました。最初のころは、こんなに取ってしまっていいのかと思ったものです。でもまだこれが最後ではありません。実が大きくなってきたら、育ち具合を見て、左右一個ずつを最終的に残す「摘果」を行います。
作業を終えると、木の下は落とした花がいっぱい。
ああこんなに落としてもったいない。これが全部実ったら数千個のビワがとれるのに…と以前は感じました。最近では、手入れをせず鈴なりにならせた実が小さくて酸っぱいことが身にしみてわかってきました。
うちの奥さんががんばって(いつもそうですが)、花もぎの大半は終わりました。まだ、高いところなど一部残っていますが、今日は雨風が強く、作業はできません。
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一昨日(11/25)、南無谷へ来る前に、マザー牧場(千葉県富津市)へ行って来ました。 http://www.motherfarm.co.jp/
平日なのでガラガラ、名前は牧場でも要するに遊園地ですから、ある程度客が入っていないと、がらんとしてさみしいうえ、なんだか場違いなところへ来てしまったような気がします。子供が小さいときだったら、順番待ちがなくてよかったかもしれないけれど。
着いてまもなく「ひつじの大行進」がはじまりました。
ヒツジはとてもおとなしくて、近くによっても、さわってもじっとしています。後で見た「冬でも毛狩りが見られるシープショー」では、この寒いのに、おとなしく全身の毛を刈られるままになっていました。説明では、毛を刈ると油を分泌するので、ヒツジは寒くないと言っていましたが。
しかし、わざわざマザー牧場へやってきた目的はヒツジではありません。開催中の「'09年賀状はこれできまり!!牛と記念撮影会」です。来年の干支にあわせて牛と一緒に、それもいかにも牧場らしい場面設定でとれます、というイベントです。
いい歳をして、と思われるかもしれませんが、いろいろ事情があって、これは行かなければなりません。
やってみたらこうなりました。長靴、エプロン、帽子は借り物です。恥ずかしいので顔は隠してあります。牧場と工房の違いがありますが、DIYの雑誌『ドゥーパ!』の表紙がいつもこんな感じで、有名人がそれらしくDIYをやっている雰囲気になっているのを思い出しました。
他の客は、小さな子供連れがほとんでしたが、若い夫婦が、角のはえた帽子をかぶって二人で「モー」と言いながら写真をとっていたのが印象的でした。
ここは平日ですいていてよかった。土日の混んでいるときだと、場違いな年寄りには、きっと並んで待つのがつらかったことでしょう。
このあと、「乳しぼり体験」もやって写真をとりました。こちらも子供連れがほとんどで場違いでしたが、がんばってやってきました。両側から一人ずつしぼっているところで、左側の手がわたし。拡大すると乳が出ているのが見えますが、ちゃんとバケツに入っているかどうか心配になる角度です。
終わってから南無谷へは、海沿いの道に戻らないで、志駒川渓谷沿いの「もみじロード」をまわりました。
紅葉はきれいになっていましたが、もうちょっと、十二月はじめくらいが見頃になるでしょう。(写真は山中地区)
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最近また、畑にも芝生にもモグラの通った跡が目立ってきました。あちこちで、ぼこりぼこりと土が盛り上がっています。
昨年の六月には、どうしたものか地上にあらわれました。そのときの写真です。頭だけ穴につっこんでいて、右端にシッポが見えます。
現物を見るのははじめて。意外にちいさくて、かわいいものでした。お尻を棒でつついてやったら穴にもぐりこんで、その先の土が、まったくマンガのようにモコモコ盛り上がりながら進行していきました。子供の頃モグラを見たことがなかったので、あれはマンガの誇張だと思っていましたが、本当だったんだ、と少し感動しました。
高校の生物の先生によれば、これは関東に普通に見られる「アズマモグラ、Mogera imaizumii 」だそうです。
上の写真のコンクリと芝生の境に沿って、土が見えているところがモグラの通り道です。
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ビワの花が盛りになってきました。日当たりの悪いところには一部しか開いていないものもありますが、白い花がいっぱい、という感じになってきました。
この次には、花もぎをしなければいけないようです。
夏ミカンの実が大きくなってきました。
果物の実りは「一年おき」だと言うとおり、去年ほとんど実らなかった枝にたくさん実がつき、去年いっぱい実をつけた枝には数えるほどしかついていません。こうやって枝ごとに一年おきにしてくれると、毎年なにがしかの収穫が得られて助かります。
畑では、まだトマトがとれます。
うちの奥さんがまいた菜っぱ類の芽が出てきました。
ダイコンの葉も大きくなってきました。
去年、近所のおばあさんがダイコンをくれたうえ、タクアンの漬け方を教えてくれたので、うちの奥さんがタクアンを作りました。今年はダイコンを作るところから始まっています。乞うご期待、というところです。
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この三月に、タブノキなど大きな木を業者さんに切ってもらった話を書きましたが、小さな木は自前で切らなければなりません。
このあたりでは、マキの垣根で家を囲っていることが多く、館山の那古のあたりには、わたしが勝手に「マキ囲いロード」と名付けている、立派なマキの垣根の続く道があります。これはそのうち写真をとってきて紹介しましょう。
わが家も三方はマキの垣根になっています。手入れをしていないと、木は好きなように伸びていきます。
こんな感じで、中には、いつのまにか勝手にはえてきた木もあります。上の写真で一番右上に見える木がそうです。
こちらは最初の写真とは違う木ですが、真ん中のマキの横に勝手にはえてきて、メインのマキにからむようにして、マキよりずっと太く大きく育ってしまいました。切ると、垣根に大きく隙間があいてしまいますが、放っておくと優勢勝ちでマキが負けてしまうので切りました。
ヘッジ・トリマーという庭木用の電動バリカンのようなもので、伸びすぎの枝を切って整えました。高さなどちょっとふぞろいです。まあ素人のやってることだから、いいことにしましょう。
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ビワの花が咲きはじめ ました。
一本の茎でこれだけ花芽がつきますが、これから花もぎをして、左右一本ずつくらいを残します。それから実が大きくなったらさらに摘果して、最終的に残すのは一つか二つだけにします。
「もったいない」と言ってたくさん残すと、大きな甘い実はできません。袋をかけたり、けっこう手間がかかります。
畑では、まだトマトがとれます。収穫後に撮った写真なので、青い小さいトマトしか写っていませんが、赤い甘いトマトがとれました。
これは秋ナス。
ピーマンもまだいっぱいとれます。今夜はチンジャオロース(青椒肉絲)にするか、それとも牛肉を節約して、チンジャオ・チンジャオ(青椒青椒)?
以下は、これから期待の、ダイコン、ショウガ、アスパラです。
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「ウリのツルにナスビはならぬ」と言いますが、南無谷の畑では、スイカのツルに、ユウガオがなりました。
スイカの苗を二本買ってきて植えたら、一本はちゃんとスイカがなりましたが、もう一本には、写真のようなユウガオがなりました。
接ぎ木苗と言って、病気に強いユウガオを台木にしてスイカの苗を接いだものだったようです。台木から芽が出てくることもよくあることのようで、その場合は早めに切り取ってしまわないと、肝心の主役が育たないそうですが、しばらく南無谷へ行けず、ほったらかしになっていたので、ユウガオだけ大きくなって、スイカは消えてしまいました。
せっかくだから、うちの奥さんは、これでカンピョウを作ってみたいようですが、調べてみると、食用のユウガオと台木用のユウガオとは微妙に品種が違うらしく、中毒を起こした例もあると書いてあるので、ちょっと考えものです。http://www.fukushihoken.metro.tokyo.jp/shokuhin/dokusou/28.html
以前、キュウリのつもりで植えたらヒョウタンができたこともありました。農業の進歩に伴い、ウリのツルにはいろんなものがなるようです。
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また間があいてしまい、三週間ぶりに来てみると、庭は雑草がいっぱい。花も雑草の中で咲いています。
ノウゼンカズラも大きくなって、雑草と一緒に、支え枠を押し倒しそうです。
梅雨のまっさかり。雨の中で、こんな濃い色のアジサイも咲いていました。
どうしたのか、今頃、赤いモクレンが咲きました。
畑はどうかと見ると、エダマメの先がみんなそろってなくなっています。なにものかに食べられてしまったたようです。また鳥でしょうか、それともタヌキでも出てきたのでしょうか。二週間も三週間も不在にすると、草が生えるのも鳥に食べられるのも、ある程度はしょうがないのですが、やっぱりがっかりします。
エダマメの隣でトウモロコシが大きくなってきました。今度はこれが狙われるのか。危うしトウモロコシ!
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梅雨です。庭に咲いているアジサイを撮ってみました。
ただ写真を並べるだけでは能がない、と歳時記(『吟行版季寄せ-草木花 夏(上)』朝日文庫)を見たら、
あぢさゐや箱根の山のざんざ降り 田中幸兵衛
という句が目に留まりました。
はてこれは、登山鉄道のあじさいが有名になってからの句だろうか。雰囲気としてはもっと昔の、旅の途中、雨に降られた時の光景のような気がする。
作者の田中幸兵衛というのは聞いたことがない。いつ頃のどんな人なのか。「田中幸兵衛」をインターネットで検索してみました。
すると出てきたのは、落語の話ばかり。
「麻布古川町の家主、田中幸兵衛は、小言を言いながら長屋を一回りするのが朝の日課…」
という、落語「小言幸兵衛」の本名が田中幸兵衛でした。
「田中幸兵衛 俳句」で検索してみると、一件出てきました。
「リハビリスト波平」というブログです。江國滋の『微苦笑俳句コレクション』(実業之日本社)という本に、こんな句が載っているとのこと。http://blogs.yahoo.co.jp/rehabilist/38524911.html
おいと呼べばはいとどこかで春隣 田中幸兵衛
そんなに昔の人ではなさそうです。
小言幸兵衛を自認してつけた、芸人の俳号でしょうか。
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6月16日はビワの収穫。
かけてある袋がはちきれそうにふくらんでいるビワ。開けるのが楽しみ。
これは、本当に袋がはちきれてしまったビワ。おかげで黒い傷がついてしまいましたが、このくらいなら十分食べられます。
これは枝が高すぎて手が届かないため、摘花も摘果も袋掛けもできなかったビワ。鈴なりで数は多いが、粒が小さく、まだ十分熟していません。落として食べてみたら酸っぱかった。やはり手入れをしないとおいしいビワはできません。
今年は、冬の寒さのせいで収獲量が少ないうえに、糖分が今ひとつでした。例年、時期になると街道にあらわれるビワの売店にも負けない味と自負し、「枇食倶楽部」を名乗っていますが、今年はちょっと負けています。
しかしもう熟しきっているようで、風が吹くとどんどん落ちてきます。吹かなくても少しずつ落ちています。これ以上待っても甘さが増すことはなさそうだし、また一週間来ないでいるとほとんど落ちてしまうでしょう。一気に全量収穫することにしました。
上は、選果中のビワ。なんとかそこそこの数はとれました。
「枇食倶楽部」の名にかけて、来年またがんばりましょう。
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今年もビワの季節がやってきました。地元では連休の頃からハウスビワが出荷され、街道沿いには次々に臨時のビワの売店が開店し、「びわ」と染めぬいた旗がはためいています。
わが家のビワも徐々にふくらんで、色づいてきました。風当たりが強くなって、かけてある袋が破れることが多くなったと前にも書きましたが、こんな具合です。
最初は破れ目ができて、
さらに吹かれると、実がほとんど露出する。
しまいには袋が完全に飛ばされてしまう。
袋を飛ばされた実を見ると、だんだんふくらんで、色も黄色くなってきているのがわかります。
これは、間違って袋ごと落としてしまった実。こんなに大きくなっていましたが、食べてみたらまだ酸っぱくて、熟する一歩手前というところ、残念でした。
この後は天候次第。ちょうど梅雨にあたるので、毎年やきもきしながら収穫時期をみはからっています。
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5月24日の夕方、ベランダに面した部屋の雨戸を閉めていたところ、戸袋の前に置いてある工具棚の下から二番目の棚板に妙な物がぶらさがっているのに気がつきました。電球のような形をした、うす茶色の固まり。わたしの握りこぶしよりひとまわり小さいくらい。ひょっとしてこれは?
思わずガラス戸を閉めて身の安全をはかってから、息を止めてこわごわガラス越しにのぞきました。ガラスの向こう、ほんの三十センチくらいのところにあるのは、どう見てもハチの巣、それもスズメバチの巣ではありませんか。
そう言えば今日も、一週間前に来たときも、黄色と黒の大きなハチが一匹ベランダをうろうろしていて、ひょっとしてスズメバチ?とは思いました。いなくなってから、あまり寄りつかないでくれよと、ありあわせのキンチョールをあたりにまいておきました。まさかこんなことになっているとは思わなかった。
いつ頃から作りはじめていたんでしょうか。ベランダはふだん日曜大工の作業場にしており、先週も今日も、たまに近くにハチが寄ってきた時以外は特に気にせず作業をしていたのですが、いったんこれを見てしまうと、続けて雨戸を閉めるのもおっかなびっくり、落ち着きません。
ともかくこのままにはしておけません。物の本にはみな「スズメバチの巣の処理は専門家にまかせましょう」と書いてありますが、こんな小さい物で、まわりをスズメバチが飛び交っているわけでもないし、この程度ならなんとかなるでしょう。明くる朝、ハチの姿が見えないうちに、長袖に手袋、麦藁帽子にネットを垂らした完全武装で、巣に、「蜂ジェット」という蜂用の殺虫剤スプレーを思い切り吹き付けました。幸い、巣の中からハチやハチノコが飛び出してくることもありません。しばらく様子をうかがってから、二重重ねにしたポリ袋をかぶせて、付け根からもぎとりました。固い木の皮のように見えるので、丸ごとポキッととれるかと思ったら、意外にもシュークリームの皮のような柔らかさで、巣はくにゃりとつぶれました。中身をあらためたりはしないで、固くしばってそのままゴミ箱直行。棚に残った巣のヘタの残骸もこそげ落としました。
朝から天気の悪い日でしたが十時頃でしょうか、明るく暖かくなってから、見覚えのあるハチが一匹やってきました。黒に明るい黄色の縞の、三~四センチはありそうな大きなハチです。巣のあったあたりを、いかにも捜し物をしているかのようにうろうろ飛び交っていました。写真をとろうとカメラを取りに行ったすきにいなくなってしまいましたが、さて、この後はどうなるのでしょう。留守しているうちにまたスズメバチがやってきて巣を作り直したりするんでしょうか。一週間後、二週間後にはどうなっているでしょう。
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花の話題が続いたついでにもう一つ。
先週、カーネーションをいっぱいもらいました。以前にも書いた、館山で温室栽培をやってらっしゃる方からです。例年母の日が過ぎるとカーネーションを全部掘り起こして、新しい苗に植え替えるんだそうです。だから今はえている物をあげるから取りに来なさいという知らせをいただき、夫婦でうかがいました。
先日うかがったときはほとんど緑一色だった温室は、もう管理されなくなったせいで花が咲き放題。わたしが最初の訪問前にイメージしていた光景です。
好きなだけ持っていっていい、ただし切るのにハサミは使わないという条件です。素人がハサミを使うと、カーネーションがまっすぐ立つように張ってあるネットを切ってしまうおそれがあるからです。
こうやるんだよ、といとも簡単に指先で折り取って見せてもらったのですが、最初はうまく茎を折り取ることができません。ぐしゃぐしゃになったり、短くなってしまったり、おまけに指の皮がすれて痛くなる。しかも温室の中なので暑い、中腰の作業で腰も痛い。しかしこのきれいな花が取り放題となると、ほとんど欲ばりじいさんと欲ばりばあさん状態。いつしか折り取る技も習得して、夫婦二人物も言わず、ひたすら作業に打ち込みました。
その成果がこれ。
いっぱいいただいてきて、あちこちの友人たちにもおすそわけしました。
花を見るとたいていの人は「ナデシコ?」と言います。生産者によると、これはソネット系のカーネーションといって、カーネーションとナデシコのかけあわせだそうです。なるほど茎はカーネーション、花はナデシコという感じです。次々につぼみが開いて、かなり長い間楽しめます。
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もう初夏、新緑が少しずつ濃くなって、いろんな花が咲いています。
庭にはシャスターデージーがいっぱい咲きました。ところが花にあちこち黒い点が…
よく見てみると、カナブンを小さくしたような虫です。
ハクチョウゲの花には、六,七センチはありそうなこんな大きな毛虫。
なんという虫なのか調べようと、インターネットで「幼虫図鑑http://aoki2.si.gunma-u.ac.jp/youtyuu/index.html を見てみました。ここに掲載されている写真は、どれもとてもよく写っていて、しかもいっぱいあります。最初は平気だったのですが、ずっと見ているうちになんだかまわりを毛虫がゾロゾロ這い回っているような気分になってきてしまい、ちゃんと名前をつきとめることはできませんでした。ごらんになる方は気をつけてください。毛虫に酔います。
虫が穴から出てくるという「啓蟄」から二カ月以上もたって、虫の活動は完全に本格的になりました。蝶も飛べば蜂も来る。冬の間みられなかった蜘蛛も姿を見せ、なんだか蚊まで飛び交いはじめたようです。人間に都合のいい虫だけ元気になってくれ、というわけにはいきません。また今年も蚊取り線香やらゴキブリホイホイやらを用意して、虫と一緒の夏を迎えることになります。
実をつける木もあらわれました。
梅です。
桑の実
柿には、今年こそと期待しています。
そしてわが家の最重要収穫物、ビワは例年よりちょっと遅そうな気配。冬の寒さのせいで豊作とはいきませんが、袋の中で少しずつふくらんできたのがわかるようになってきました。
これは、たまたま袋がとれてしまったビワ。まだ小さいけれど、少し色づいてきています。
あと一カ月の辛抱です。
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タブノキと、マキその他、大きくなりすぎた木や枝の手入れは、4月30日に、まだ残っていた小枝も全部かたづけられて、ようやく終わりました。
前に、うちの奥さんがタブノキのビフォー・アフターをシミュレーションした写真を載せましたが、実際のビフォー・アフターを見てみます。
これがビフォー
そしてこれがアフター
残っているタブノキは隣家のもの。わが家より一段、敷地が高くなっています。
なくなったタブノキは、樹齢百年以上(業者推定)、高さ十四メートル(店主測定)、ちょっともったいなかったような気もします。
今まで見えなかった近所の屋根や電柱が見えるようになり、かすかですが海も見えるようになりました。写真にうつっていない右側の方もずっと手入れしてもらって、問題だった隣の畑の日当たりは良くなり、わが家でも少し畑がひろがりました。しかし、邪魔をしていた太枝と一緒に、これまで伸び放題だった枝を落とし、それなりに整形してもらった結果、高さが低くなっただけでなく、密に茂っていた樹間もスカスカになり、前にも書いたように、少し風通しがよくなりすぎて、せっかくかけたビワの袋が吹き飛ばされたりしました。
おまけに先日請求書が到着して、想定外の金額にびっくり。わが家のふところまで冷たい風が吹き抜けていきました。高所での専門作業にかかる分が高いのはいたしかたないとしても、切った小枝の処理にかかった金額が想定を大きくオーバー、廃棄物の処理が大きな問題であることを実感させられました。
まあ、かかったものはしょうがありません。放置しておけば、将来さらに大きな経費がかかることになったでしょう。ふところも垣根も少しずつ隙間を埋めて、なんとかこの冬をしのげるようにしていきたいものです。
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連休の合間の4月30日~5月2日、南無谷に行ってきました。タブノキを切ったことで、風当たりがずいぶん強くなって、せっかくかけてあったビワの実の袋がずいぶん吹き飛ばされていました。ビワは、この冬何度か雪がふり、例年になく寒かったので、あまり良くないような気配です。
風当たりが強くなった一方、これまで影になっていた庭の隅まで日が当たるようになったので、畑の面積を少しひろげました。
うちの奥さんは、キュウリは毎日面倒をみないと大きくなりすぎて無駄になるから、植えるのをよそうと言うのですが、キュウリは、トマト、ナスと並んで、家庭菜園のいわば御三家のひとつだからやっぱり欠かせないということで、なんとか今年も植えてもらいました。
庭の隅にある朴(ホオ)の木の花が咲きはじめました。この時期の朴の葉は、新緑が鮮やかでとてもきれいです。
花はけっこう高いところにあるので見づらいのですが、脚立に登って、一番下に咲いた花の写真を撮りました。手のひらを広げたくらいの、けっこう大きな花です。
うちの奥さんは、この葉っぱで朴葉餅をつくるんだと、あんこを買ってきました。
そして、これが、できあがった朴葉餅。
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もうすっかり春です。幸いにわが家の桜もちゃんと咲いたし、天気はいいし、この日曜日(4月6日)は、また館山へ出かけました。
まずは南房パラダイス。温室の熱帯植物園+小動物園の観光スポット。http://www.awa.or.jp/home/fphs/nanpara/index.html
外に広がるのは太平洋です。
南パラと太平洋の間が平砂浦(へいさうら)。広く、長い砂浜です。ここは砂の保護のためか、海岸脇に駐車場がなく、砂浜にたどりつくまでちょっと歩きました。
ここは、十年ほど前、テレビドラマ「ビーチボーイズ」の舞台になったところだそうですが、そんなこととは関係なく、とてもいいところです。天気もよく、暑いくらいでした。
さて次は安房一宮、安房神社です。桜満開、風に舞う花吹雪、池の水面には花びらがいっぱい。春爛漫でした。
この近くで、知り合の方が経営しているカーネーションの温室を見せてもらいました。
この奥行きはなんと42メートル。全部で20棟の温室があり、最盛期には一日二万本のカーネーションを出荷されているそうです。ふだんは一日一万本くらい。五人のパートさんが主に切っているそうですが、一人二千本も切らなくてはなりません。そのための特注のハサミも見せてもらいました。最近あつらえたものは、柄にあたる部分の内側を削るなどして前のものより15グラム軽くしてもらったそうです。
行く前には、なんとなくカーネーションが温室いっぱいに咲いた光景を思い浮かべていましたが、花が開く前、先端のつぼみが赤く色づいたくらいで切り取って出荷するとのことで、なるほど温室内はほとんど緑一色。プロの現場は素人の想像とはちがいます。
近くには、このお宅のものではありませんが、いちめんポピー畑。もう出荷が終わって、ビニールが剥がされたところだそうです。
春を楽しんできました。
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昨日(3月29日(土))は暖かくて絶好のお花見日和ということで、花見に出かけました。
まずは館山市の城山公園へ。桜は満開、花見客も多くにぎやかでした。
この写真の館山城は、市の博物館分館として、里見八犬伝の資料を展示しています。
次は南房総市富浦町の大房岬(たいぶさみさき)へ。
ここでは桜フェスタという催し物が行われていて、フリーマーケットがあったり、にぎやかでした。さすがに城山公園ほどの人出ではありませんが、ここで、駐車場が満車で待たされたのは初めてです。
どこも満開でにぎわっているのに、帰ってみるとわが家の桜はまだこんなもの。
いったいどうしたんでしょうか。いつも世間の桜からそんなに遅れて咲いているわけじゃないのに、今年はようやく開花宣言ができるくらい。枇杷は、今年の寒さが原因で不作になる気配です。わが家の桜も寒さで不作?
これからちゃんと満開になるまで咲いてくれるかどうか、心配です。
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タブノキを切ってもらった業者さんは、タブノキを「タマグス」と言っていました。タマグスは神社によくある、大きく育つ木だということです。「タマグス=玉楠」は、タブノキの別称ですが、横浜市民としては、玉楠というとまず思い浮かぶのは、横浜開港資料館の庭にある「玉楠」です。
http://www.kaikou.city.yokohama.jp/guide/tamakusu.html
(開港資料館では「タマクス」と濁らないで呼んでいます)
この木は、なにしろ「ペリー提督・将兵上陸の図」http://www.kaikou.city.yokohama.jp/guide/images/tamakusu-photo02.jpg
にも描かれている、横浜開港の歴史の証人ということになっています。この図の樹と現存する玉楠の樹形が違うのは、関東大震災で焼かれたりしたものの、根元からひこばえが生えてきて、それがまた大きく育って現在に至っているからだそうです。
わが家のタマグスも、切ったところからまた枝を伸ばして、大きく育ってくれることでしょう。また伸びすぎると、ちょっと困りますが。
玉楠という言葉からは、博物学者にして天下の奇人、南方熊楠(みなかた・くまぐす)も連想されます。ちょっとインターネットを調べてみたら、「紀州『くまぐすの森』大植樹祭」というイベントが行われていました。
http://www.agara.co.jp/modules/dailynews/article.php?storyid=123188
毎日新聞が創刊135周年を記念して、各地で常緑広葉樹を植えるイベントのひとつで、熊楠の出身地、和歌山県田辺市目良海岸で2007年4月15日、タブノキやシイノキなどを植えたとのことです。
熊楠もタブノキでつながっていいたんだと、ちょっとうれしくなりました。ひょっとすると著作の中でタブノキについてなにか書いているかもしれませんが、そこまでは調べられませんでした。
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3月25日、いよいよタブノキ切りが始まりました。前日、明日からやりますと連絡があったので、朝、横浜を早めに出てきたのですが、南無谷についたのは九時過ぎ。タブノキのてっぺんは、もうなくなっていました。
大きなトラックとユンボが入って、次々と枝を切っていきます。
てっぺん近くにしかけた滑車を通して目当ての枝にワイヤーをかけ、トラックでひっぱって切っても落ちない状態にして、大きなチェーンソーで切り込みを入れる。それからまたトラックで引っ張って、枝を切り込みから折りとる。枝の位置によってはユンボで枝を叩いたり持ち上げたりして、まわりの木をいためたり傷つけたりしないようにおろす。
見ていると壮観であきませんが、やっている方は大変です。切るまで一連の動作のように書きましたが、ひとつずつ、高いところに梯子をかけて登って、枝にワイヤーかけて、梯子を降りて、梯子を邪魔にならないところに片づけて、ワイヤーをトラックにつないでと、順番に、確実に、安全にやっていかなければなりません。
切った枝も、一枝ごとにチェーンソーで切って片づけていかなければ次の作業ができません。一日目の作業が終わったところで、葉っぱのついた小枝は除いて、太めの幹だけでこんなにありました。
みるみる景観が変わって、どんどん空が広くなり、明るくなっていきます。まだまだ作業は終わっていませんが、第一日目が終わったところでこんな様子になりました。
左に残っているのは隣家のタブノキ。これと同じくらいだったわが家のタブノキは、左半分がなくなって、右半分も上を切ったうえにスケスケになりました。
惜しいような、残念な気もしますが、やむをえません。
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切る予定のタブノキの高さを測ってみました。もちろん測量機器などはありませんし、精度が必要なわけでもありませんが、十メートル以上あると書いたものの、実際にどれくらいあるのか、おおよそでいいから知りたくなりました。
子どもの頃の科学読み物に、地面に立てた短い棒の影の長さと、ピラミッドの影の長さを比較して高さを推定する話がありました。しかしこの方法は、地面に段差があったり、どこがタブノキのてっぺんの影やらわからなかったりするので採用できません。
ネットで調べて、島根県の森林体験サポートセンターのHPに紹介されていた、次の方法で測ってみました。
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1.大型の二等辺直角三角定規に重りをつけた糸をつける
2.木から徐々に離れながら、定規の長辺の延長線上に木のてっぺんが見通せる場所をさがす(このとき定規の水平、垂直を保っていることが必要)
3.木のてっぺんを見通せた場所と木との距離を測る
4.測定者の目の高さを測る
5.木の高さを計算する
http://www.pref.shimane.jp/section/yama/hureai/jireisyu/pro-jirei1-3.html
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段ボールを大きめの二等辺直角三角形に切って下げ振りをつけました。これを目に当て、木のテッペンを見通すというのが、やってみるとけっこうむつかしい。まず定規の垂直を維持しながら覗くというのが一人ではなかなかできない。「長辺の延長線上に木のてっぺんに見通す」というのも、どういう状態なのか、最初はよくわからない。45度の角度で覗くというのは、けっこう思い切って見上げている感じになりました。
その結果の測定値は、高さ14.3メートルというもの。
おおこんなにあるのか。長さ3メートルの物干し竿を根元に立てて、遠くから眺めてみると竿の4倍は十分ありそうですから、まあ少なくとも十三メートルくらいはあると言ってよさそうです。
ちなみに、二本ある幹の周りは、向かって右が1.65メートル、左が1.75メートル、この二本がくっついたところのまわりが3メートルでした。
写真の真ん中下に見える青い棒が三メートルの物干し竿です。
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庭の西側(=海側)の垣根に、大きなタブノキがはえていて、冬の冷たい北西風を防いでくれています。タブノキというのは常緑広葉樹、葉が厚くてテカテカ光る、いわゆる「照葉樹」のひとつです。若い頃「照葉樹林文化論」というのが注目されて、わたしも中公新書の『照葉樹林文化』などを読みました。古代には、雲南のあたりから日本まで照葉樹林帯が広がっていて、そこには共通の文化があるというような話でした。(こんなふうにまとめてしまっていいいのか責任はもてません)
その照葉樹林帯がわが家にまでつながっていると考えると、時間的にも空間的にも規模の大きな話でちょっと気分も広がりますが、このタブノキというのは、勝手にどこでもはえてきて、どんどん大きくなる木のようです。『ウィキペディア(Wikipedia)』には「各地の神社の「鎮守の森」によく大木として育っている。」と書いてあります。
わが家のタブノキもすくすく育って、正確にはわかりませんが、高さ10メートル以上はありそうです。(一度測ってみたいと思っています。)根元で幹が二本に分かれ、それぞれ大きく枝を伸ばしています。一本の木なのに、遠くからみるとそれだけで森のようにも見えます。わが家の入口は東側にあるので、門を入ると一番奥に濃い緑が茂っているのが見え、なかなかいいものです。
下の写真は、二階のベランダから見たタブノキです。右奥のちょっと赤がかって見えるのがわが家のタブノキ、その左は隣家のタブノキです。(一年以上前の写真で、その後台風で枝が折れたりしていて、現状とはちょっと違いますが)
ところがこのタブノキが大きく枝を伸ばしているのは、なんと半分以上、西側のよその畑の上空です。境界は石積みの崖で、2メートルくらい下がっているのですが、その崖のちょうど角からはえてきています。石がその幹をよけるように積んであるので、この石積みをつくったときにはもうそれなりに大きくなっていたものと思われます。そして南側には、南隣の家の同じくらいの大きさのタブノキが茂っているため、これと競合しない西側の上空にどんどん枝を広げていったようです。
この家を買ったときは、もう何年も手入れされていなかったため、このタブノキのあたりは草木が伸び放題で境界の際まで歩いて行けないような状態でした。案内の不動産屋に、あの木はどっちの木か聞いたら、すかして見て「隣の木です」と言いました。ところが買ってから草を刈り、木を切り、枝を払って境界まで行ってみると、前に書いたような状態で、根はこちら側にあるのでした。
こんな感じで枝が伸びています。下に畑の温室用フレームが見えます。
最近、下の畑の持ち主の方が、上空に伸びている枝を切って欲しいとおっしゃっているという話を聞きました。うーん、そうか。そうでしょうね。垣根の他のところで、素人でも切れそうなところは、遊びに来た友人たちに頼んだり、自分で切ったりしていたのですが、これはとても素人の手におえる代物ではありません。
金もかかることですが、いつまでも隣に迷惑をかけているわけにもいきません。近所の方々に相談したうえで、プロに依頼して切ってもらうことにしました。切ってもらうなら、向こうの上空にはみ出している分だけでなく、将来も見越して、幹本体も、垣根の他の部分と会わせて低いところで切ってもらいます。
うちの奥さんが、「ビフォー・アフター」を写真でシミュレーションしてみました。
これがビフォー、現状です。
そしてこれがアフターの予想写真。
ずいぶんさびしくなりそうです。惜しいような気もしますが、まあしょうがないですね。敷地内の、隣近所に迷惑にならないところで樹を育てることにしましょう。
実際に切るのはこの3月の20日過ぎの予定。足場もよくないし、五日間くらいかかるそうです。作業の状況など、また書いてみたいと思います。
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野菜を食べたのは、食べ口からしてヒヨドリのようです。房州の知人が教えてくれました。南房総市で同じ時期に、キャベツ畑の一区画全部をヒヨドリにやられた!というブログもありました。 わが家のような家庭菜園は、鍋料理の白菜が少なくなったくらいですみますが、農業経営者はたいへんです。
インターネットで調べてみると、ヒヨドリはけっこう悪さをしている鳥のようです。
独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構中央農業総合研究センター鳥獣害研究サブチームという長い名前の研究所のホームページ(http://narc.naro.affrc.go.jp/kouchi/chougai/)には、「害鳥図鑑」があって、こう書いてありました。
ヒヨドリ
全長:約27.5cm(スズメより大、ハトより小) 嘴の長さ:約2.5cm 分布:日本全国
特徴:全身が灰色で頬が茶色。ムクドリに比べて尾が長く、足は短い。葉菜類や雑草の葉を食べる時を除き、地上に降りることは少ない。ピーヨピーヨと甲高い声で鳴く。
食害:さまざまな果樹と冬の葉菜類を食害する。特にカンキツの被害が多い。葉菜類ではキャベツ、ハクサイ、ブロッコリー等で食害が多い。ケヤキ等の樹木の新芽も食べ、キウイフルーツの新芽を食害したという報告がある。桜やツバキなどの花蜜も好む。
http://narc.naro.affrc.go.jp/kouchi/chougai/wildlife/070209_pest_birds.pdf
わが家は、ここに書いてあるとおり「キャベツ、ハクサイ、ブロッコリー」を見事にやられました。まあ、しょうがないですね。
追記(08/02/22)
今日、南無谷の畑へやってきた鳥の写真を撮りました。
図鑑で見るヒヨドリに良く似ています。大きさもハトよりは小さいけれど、けっこう大きな鳥でした。この鳥が白菜を食べている現場を目撃したわけではないけれど、きっとこいつや、こいつの仲間が…
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寒かったり、用があったりで、三週間ぶりに南無谷へ来ました。こちらも寒い。
まず驚いたのは、畑の野菜が見事に食べられていてこと。
これが白菜。糞のようなものが残っています。
そしてキャベツも。
ブロッコリーも悲惨な状態。いったい誰が食べたのか。生育のはじめには、虫がいっぱいついて、さんざん葉を食われましたが、これはいわゆる「虫食い状態」でこんなにあざやかにえぐり取られているような姿ではありませんでした。寒くなって、虫も出なくなり、大きくまるまってきて、食べるのを楽しみにしていたのに!
三週間も留守にしていると、いろいろなことがあります。
きょうの朝、妻が、鳩ぐらいの大きさの鳥が、複数たかっているのを目撃したそうです。呼ばれて急いで行ったのですが、残念ながら飛び立った後で、現場を見ることはできませんでした。
犯人は鳥か…
まあ、しょうがない。寒いけれど、天気はいいし、庭の片隅には、白い水仙と黄色い水仙が仲良く咲いていました。
夏みかんは橙色が強くなってきて、空は青く、春の日差しがそこまで来ているようです。
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南房総は水仙のシーズンです。
1月5日、南無谷へ行くついでに、鋸南町の「をくづれ水仙郷」へ、水仙を見に行ってきました。「大崩」と書くんだけれど、「大崩」では危なそうで客が来ないから、観光地としての表記は「をくづれ」としたものらしい。
このときは、まだちょっと早いかなというところで、ちょうど今頃が盛りになっているでしょうか。
場所等はこちらをどうぞ。
http://www.town.kyonan.chiba.jp/kankou/suisensakura.htm
その「をくづれ水仙郷」の駐車場に「水仙トイレ」がありました。
どこが水仙なのか、確認してみました。
やっぱり水仙だけの写真がいいですね。1月5日、「をくづれ」の水仙です。
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